「深澤直人」で青山を歩く。

auのinfo.bar無印のプロダクトデザインを手がける「深澤直人」の作品展があると言うことで、日本の所得格差の代名詞青山に行ってまいりました。
(参照:気になる美術展
2005年1月9日14時。気温7度。強い北風が吹きすさぶなか、銀座線「外苑前駅」に降り立ちます。
空腹をおぼえ近くの店で昼食。値段は1000円超。
ランチでこの値段かよ。味は良いけど量が少ない。
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14時30分。食事を終えて会場の「ワタリウム美術館」に向かいます。
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青山ベルコモンズを見つけ右折します。新春セールの真っ最中。でも表記は“SALDI”。何語だよ。踊れ南のカルナバル。
脇道に入ると少し静かな雰囲気になります。スタート地点から150m。
(なお距離の計測にはPassion For The Futureさんで紹介されていた「測ルンです」を利用)
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なんだか、お洒落なお店が物静かにたたずんでいます。
お洒落なレストラン。お洒落なカフェ。お洒落な服屋。お洒落な靴屋。
スターバックスまでもがお洒落感を増しています。
さらに歩くとお洒落なラーメン屋。お洒落な自転車屋。お洒落な弁当屋。
吹きすさぶ冷たい北風からもシャンソン「枯葉」が聴こえてくるかのようです。
このブルジョワめ。お洒落に散歩する犬に向かって吠えます。
15分ほど歩いてようやく目的地のワタリウム美術館に到着。
寒い寒い。スタートから450m。


「深澤直人 ありそうでないもの展」(2005年1月26日まで)
展示内容はいまいち。無印の協力を得ていないのが解せない。
作品数が少ないためかもしれませんが、展示スペースも少なく中途半端な感じです。
「作品には触れないでください」。工業製品に触ってはいけないとは何事か。毒づきながらいじります。
地階の柱にはinfo.barの塗り絵が貼り付けてあり、備え付けの色鉛筆で世界に一つだけのinfo.barを描くことができます。
展示期間が終わったら丸ごと焼却処分かな。
展示内容の不満からワークショップにも毒を吐きます。
この展示は無料なので近くに寄った時にだけ覗いてみてはいかがでしょうか。
30分もせずに見終わるのでわざわざ時間をつくる必要もありません。
身体が暖まったころに再びもと来た道を引き返します。
オシャレなカフェめ。オシャレなショップめ。
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続いて深澤直人デザインのブランド「±0」(プラマイゼロ)のショップ「±0 AOYAMA」に向かいます。スタートから700m。
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246沿いを寒々しく歩き続けます。北風が冷たい。寒い。
この通りにはお洒落なショップに加え、輸入食品しか売らないスーパー、定価でしか売らないスーパーがあります。
特売タイムサービスに駆け込むんだ、セレブども。
表参道駅を抜けしばらく歩くと左前方に「青山学院大学」が見えてきます。
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お洒落な並木道め。大学なのか大学院なのかはっきりしろ。ほとんどが厚木で過ごすのに何が青山のキャンパスライフだ。
冬の陽が傾き始めたなかでも毒づきます。
青山学院大学の手前で右折して路地にちょっと入ると「±0 AOYAMA」があります。スタートから1500m。
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ビジネスでやっているだけあって、ワタリウム美術館より見やすく商品が展示されています。
一つ一つの商品を手にとってじっくり見る。
「±0」はタカラとダイヤモンド社の共同開発で、基本的に通販しか取り扱っていないようです。
デザインは素敵だけど家電となると性能も気になる。
テレビの真っ赤なリモコンが素敵だ。
加湿器が動いていれば良かった。中心から噴水のように噴きあがるのだろうか。モコモコ煙が溢れ出すのだろうか。
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店内を15分ほどで見終わります。
そして本格的に冷え込んできた青山の街を抜け、渋谷の雑踏へと向かいました。
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たどり着いたのはセンター街の真ん中。「ちとせ会館」2階の「麺喰王国」
「麺(ラーメン)をテーマとしたフードコンプレックスです」(パンフより)
青山と違う人込みの中、焦がしニンニクの香りに安堵しました。
そして、もう少し暖かくなったら青山に優しくしようかなと思いました。
参照
ワタリウム美術館(相変わらずWEBサイトはしょぼい)
「±0」(ほとんど品切れ中)
Passion For The Future: デスクトップものさし「測ルンです」は地図サイトで便利(このソフト面白い。でももっと歩いた気もする)
青山学院大学(入学していた可能性も。人生の岐路か)
「麺喰王国」(燻タマで有名な竈はここに移転してきました)

コメント

  1. 楽士 より:

    infobar発売と同時に衝動買いしてしまった馬鹿者です。±0のオーブントースターがとっても欲しかったのですが、築30年超の良く言えばレトロな我が家のキッチンには似合わないのでやめておきました。

  2. 馬小屋 より:

    オーブントースターはどんな環境にも(失礼)馴染みやすい感じでしたよ。
    加湿器を欲しいのですが、そのうちまわりのカバーを外して使ってしまいそうです。
    その他にNHKの特集を見た方には嬉しい、
    人型のティーパックや、火鉢をイメージしたハロゲンヒータもありました。
    http://www.plusminuszero.jp/information/041215.html

  3. プロダクトデザイナー深澤直人 レポート

    ■プロの意識、プロの行動ってどんななの??
    去年12月に深澤直人さんのプロフェッショナル・仕事の流儀が放送されました。こちらはNHKの新番組で、ある分野の現役のプロフェッショナルの仕事を解剖しようという番組です。今日はnecoさんのトラックバックでこの内容を記事

  4. カフェ±0 AOYAMA(表参道)

    タカラがプロダクトデザイナーの深澤直人氏を起用してつくりあげたのが±0(プラスマイナスゼロ)という家電ブランド。 深澤直人氏誰やねん、という方のために、市松模様のイメージが新鮮だったAuの携帯infobarのデザイナーさんといえばお分かりになる方も多いだろう。最初にこの携帯を見たときは「デザインだけで、使いにくそう」と思ったのだが、興味をもって調べるとそうではないことが分かってきた。 なにが違うか、というと彼のデザインはどれも「ちょっとずつ気がきいてる」のである。たとえば机におくライト。これにはお皿がついていて、指輪や時計のような帰宅すると外すような小物をなくさないようにちょっと置いて置けるようになっているのだ。ささやかなことなんだけど、使う人のことを考えられたものばかりなのである。彼のデザインしたものを見る時に「これってどういう意味があるんだろう?」とナゾ解きをするのも楽しい遊びである。 さてはてそんな話はさておいて、本題の食べ物ネタ。青山のHORONというビルの1Fに±0のショップに併設されているのがCafe ±0である。 メニューは軽食と飲み物(お酒あり)だが、こちらも器や材料にちょっとしたこだわりを感じさせる。紅茶は、国産(静岡産)紅茶(めずらしー)だったり、カップは熱くならないように2重(しかもなかなか持ち心地がよい)になっていたり気がきいている。が、味のほどは微妙。特に紅茶はすごい酸味があって好き嫌いがはっきり分かれそう。 またショップ内ではピエール・エルメで働いていたというシェフによるチョコレートも販売されているが、なかなかお高い。手が出なかったのですが、食べた方いますか? 深澤直人氏についてもっと知りたい方は下記のサイトも参考になります。 陽のあたらない美術館さんのブログ(深澤直人で青山を歩くというエントリーがあります。私にも使えそう!)…

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