ウェブディレクターが学ぶ著作権

現役ウェブディレクターが著作権を学びます。
大学生の頃にインターネットに出会い衝撃をうけ、無法地帯であった黎明期からウェブに関わる。
医療・ヘルスケア系の出版社に入社。
ホームページに詳しいという理由でウェブ関連にとどまらずIT,PCに関わるパソコンの大先生になる。
(10年以上経過)
長く働き、著作権の権利意識に目覚め、また権利侵害したときのヤバさに戦慄する。
自分の身を守るために法律・著作権を学ぶ。

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著作権

022.共同著作の成立要件〔静かな焔事件〕

概要1992年(平成4年)8月27日:大阪地裁判決著作物が共同著作になる要件は?医師Kは病気・肝臓移植を受ける闘病の末、死亡闘病記を出版闘病記は妻との共同作業A(1章):口述録音→書き起こしB(2章前半):Kの口述・妻による記述が混在C(2...
著作権

021.建築の著作物の著作者〔ステラマッカートニー青山事件〕

概要①2017年(平成29年)4月27日:東京地裁判決②2017年(平成29年)10月13日:知財高裁判決建築の著作物ってどこまでが範囲?原告Xは建設設計会社被告Y1は建築請負・設計会社(竹中工務店)被告Y2は出版社施工主A社が、Y1に設計...
著作権

020.映画の著作物の著作者〔宇宙戦艦ヤマト事件〕

020.映画の著作物の著作者〔宇宙戦艦ヤマト事件〕概要2002年(平成14年)3月25日:東京地裁判決映画の著作権は誰のものか?原告X(松本零士)は原作漫画家なお映画作品によっては「監督」と表記されていた被告Y(西崎義展)は映画のプロデュー...
著作権

019.写真の著作物の著作者(ヘアスタイルコンテスト写真事件)

概要2015年(平成27年)12月9日:東京地裁判決写真の著作物はカメラマンが著作権者になるが、その中に写っているもの(被写体・ヘアスタイル)を用意した人(ヘアドレッサー)との共同著作物になるかどうかの判例カメラマンA:モデルの写真を撮影ヘ...
書籍・CD・商品

018.編集著作物の著作者(著作権判例百選事件)

概要2016年(平成28年)11月11日:知財高裁決定「著作権判例百選」(第4版)の共同著作者の一人Xが、第5版は第4版の翻案であり、Xの著作者人格権等にもとづく差止請求、Y(有斐閣)の複製・頒布差し止めの仮処分を求める東京地裁:仮処分決定...
書籍・CD・商品

017.著作者の立証(ノンタン事件)

概要1998年(平成10年)3月30日:東京地裁1999年(平成11年)11月17日:東京高裁ノンタンはXとAが夫婦で共同した著作物か。XとAは昭和45年に婚姻XとAは昭和51年に共同著作者と表示されたノンタンの三作を出版(本件絵本①)。「...
著作権

016.表現の創作者(智恵子抄事件:上告審)

概要1993年(平成5年)3月30日:最高裁高村光太郎の「智恵子抄」は昭和16年にAが出版Aは昭和40年に自分の(編集)著作物として文化庁に著作権登録をしたAは編集として関わっていた高村光太郎の著作権相続人Xは、Aに対して著作年月日登録の末...
IT・Web関連

015.データベースの著作物性(自動車データベース(翼システム)事件:中間判決)

概要2001年(平成13年)5月25日:中間判決自動車整備業用システム(Xシステム)を製造販売するXが、同様のシステムを製造販売するYに対して、Xシステムに収載されるデータベースを複製しているため、著作権の侵害または不法行為として、差し止め...
IT・Web関連

014.プログラムの著作物性(電車線設計用プログラム事件)

概要2003年(平成15年)1月31日:東京地裁CADソフト「AutoCAD」で作動する電車線設計用プログラム(Xプログラム)を鉄道会社に販売するX(原告)が、類似のYプログラムを販売するYに対して、Xプログラムの著作権(複製権、翻案権、譲...
著作権

013.建築の著作物性(グルニエ・ダイン事件)

概要2004年(平成16年)9月29日:大阪高裁大手住宅メーカーX(原告・控訴人)が建築・販売している建売住宅を、住宅メーカーYが模倣したとして著作物の複製・翻案の損害賠償と建築の差し止めを請求一審(大阪地裁)は、X建物は建築の著作物に該当...
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