世界は病原菌に満ちあふれている。

2011年の夏ももうすぐ終わろうとしています。
世間では放射能汚染、猛暑、節電が騒がれていましたが、乳幼児の世界では手足口病をはじめとする夏風邪が大流行していました。
手足口病 注意呼びかけ…「手洗い、うがいを」 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)
そしてウチの子も世間の流行に乗り、感染症にかかりまくった2011年夏でした。
●第一波:ヘルパンギーナとRSウイルス
7月末のある日、前日まで全く問題無かった息子が発熱しました。
食事もいまいち食べなくなり機嫌も悪くなる。
そのまま夜に39℃台を突破、40℃へ。高熱なので水を飲まそうとしますが頑なに拒否します。
翌日に近くの診療所に行くと口の中をのぞき込み「ヘルパンギーナ」と診断されました。
>>ヘルパンギーナ [赤ちゃんの病気対策] – gooベビー
初めて聞く病名でしたが、手足口病、プール熱に並び夏風邪では一般的なようです。
診断がおりてやや安心したのですが、ヘルパンギーナには無い症状である咳が目立ったので「他の感染症にも感染しているかも」とのこと。
ウイルスの病気のため治療薬はなく、解熱剤などの対症療法で治るのを待つしかないので薬をもらって帰宅します。
しかし再び夜間に高熱となり、また咳き込みがひどく眠ることもできないようなので、地域の夜間救急病院に行きました。
ただ夜間の病院ではまともな手当もできないため解熱剤をもらって帰宅。
翌朝も状態が変わらないので診療所で紹介状をもらい病院にいき、診断に「RSウイルス」が追加されそのまま入院となりました。
>>RSウイルス感染症 – goo ヘルスケア(本来は秋冬の病気らしいのですが・・・)
入院は、酸素飽和度が低めだったので酸素吸入と、点滴での水分補給が目的です。
翌日に高熱は一気に下がりましたが、なかなか酸素飽和度が上がらずそのまま数日を過ごします。
点滴と酸素飽和度を測るコードを手足につけられベッドから動けないのは歩き始めた息子にはとてもかわいそうなことでした。
そして5日間で退院、数日は自宅で経過観察しましたがめちゃくちゃ元気に回復しました。
なお同時並行で夫婦ともに激しい咳と鼻水に苦しんでいました。
おそらく同じくRSウイルス感染症だったんだと思います。
●第二波:ヘルパンギーナ再び
保育園にも復帰し1週間は元気に過ごしていましたが、突然ある朝に39℃超え。
診療時に行くと再び「ヘルパンギーナ」と診断が・・・。
1週間ぶりだね。ああ間違いない。
原因ウイルスには複数種があるため何度もかかるケースがあるとのこと・・・。
お盆の帰省予定でしたが、奥さんはがっつり夏休みを使って息子の看病となりました。
●第三波:アデノウイルス到来
お盆明けに保育園に復帰。しかし1週間もすると、また突然38℃超え。
今回は咳と目やにが生じるタイプです。
診断では「アデノウイルス」では?とのこと。
「夏風邪 アデノウイルス」でググると「プール熱」と引っ掛かりました。
結膜炎も起こすようで、まさに症状が合致している・・・。
そしてこの病気もウイルス感染症のため治療薬はなく(以下略)。
数日は37℃台後半をキープしていましたが、子供の熱に慣れてしまい38℃を超えなければ平常時に思えてきました。
なお同時並行かつ現在進行形で、小生がノドの痛みと鼻水の症状に苦しんでいます。
おそらく同じくアデノウイルス感染症です。
以上がこの夏の出来事です。
母親由来の免疫が切れるのが1歳頃と言われているので、まさに今、息子は免疫を一から獲得しているようです。
保育園にもこの1ヵ月で1/3くらいしか行ってないのでは。
それにしても、ただの「風邪」にこれほど苦しんだことはなく、人類が獲得した免疫という機構の偉大さがよくわかりました。
あれだ、宇宙大戦争のエンディングは間違いない。
早く下記、抗ウイルス薬の完成が待たれます。
11種の哺乳類の15種類のウイルスを殺せる凄い新薬が開発される:カラパイア

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