5年間愛用していたFitbit
2020年8月に購入した Fitbit Inspire が、コロナ禍でゴシゴシ洗いすぎたためか、2年経過で突然、液晶モニタが表示されなくなりました。それでも計測はできていたのですが、バッテリが突然切れるようになり買い替えを検討しました。
Fitbit自体は2017年7月から利用しており、睡眠、歩数、消費カロリー計測にと愛用していました。
2代目の故障で次をどうするか悩みましたが、iPhoneユーザーとしては、AppleWatchが選択肢にあがります。しかし毎日充電するという習慣が生まれるのか?Fitbitより大きなものを腕につけて睡眠の邪魔にならないのか?という逡巡の中、AppleWatchをこのまま一生着用しないで良いのか?という謎の判断基準が生まれてきてAppleWatchの購入に踏み切りました。
睡眠トラッカーとしての比較
Fitbit装着し始めた最大の理由が睡眠計測でした。それがAppleWatchで代替できるのか……。ためしに両者を腕に装着して睡眠した結果が以下の通りです。
- Fitbitの判定はシビア
- 睡眠中の浅い眠りや覚醒もシビアに測定して実質的な睡眠時間は短く計測される
- AppleWatchの判定はゆるい。睡眠時間は長く、よく寝た判定になりやすい
- Fitbitアプリは睡眠状況グラフが見やすい
- AppleWatchはiPhoneのヘルスケアで確認する。わかりにくい
- そのため評判の良い別アプリAutoSleepを買った。それでもFitbitより見にくい
- アプリ単体の使い勝手はFitbitの方が良い
- 歩数、消費カロリーの確認、体重入力(手入力)がとてもしやすい
ヘルスケアに関するトラッカーとして見ればFitbitの圧勝という印象です。バッテリーの消費も少ないので週1回程度の充電で事足りますが、AppleWatchは基本的に毎日充電が必須です。
しかしAppleWatchには、iPhoneユーザーのためのデバイスとして圧倒的な魅力があったのでした。
iPhoneとシームレスに連携するAppleWatch
AppleWatch購入後のiPhoneとの連携はスムーズです。両機器の指示通りに設定、連携、放っておくだけ。こう言ったIT機器・デバイスは、購入後に自分好みにカスタマイズするのが楽しかったりしますが、あまりカスタマイズや設定をする余地がないです。
通知を徹底的に切る
唯一、設定が必要なのがAppleWatchに通知を連携するアプリを絞り込むこと。iPhoneでは気にならなかった(無視していた)アプリから各種Push通知が、全てAppleWatchに届くようになりますので気が狂います。必要最低限に絞ります(LINE、SMS、天気予報など)。そうすると、今度はiPhoneで通知を気にすることが薄れ、iPhoneそのものを触る頻度が減りました。意外な効果です。
特にすることがないAppleWatch
「AppleWatch買ったぜ!バリバリ使いこなすぜ」という意気込みで色々と試行錯誤したのですが、「無理にAppleWatchでする必要なくない?」という結論に至りました。
そうすると高価で無価値な機器ということになりますが、iPhoneでやっていた日々の生活の一部が、自然とAppleWatchにスライドしていくようになるのです。この辺の設計はさすがにAppleだなーという印象です。
寄り添ってくるAppleWatch
- 特にカスタマイズ、調整せずに身につけても気にならない。トラブルがない(むしろやることない)。
- iPhoneで設定していた睡眠時間になったらAppleWatchが勝手に暗くなった。就寝中に発光せずに良い。
- iPhoneで設定していた目覚ましタイマーがAppleWatchのノックに代わった。音がしないけど、なぜか起きやすい。周りにも迷惑にならない。
- タイマーを止めるか10分後に再度通知(スヌーズ)するかもAppleWatchから操作できる
- AppleWatchを手首から外すと自動的にロックがかかる。
- iPhone本体を鳴らす機能が本体どこやったかなーのときに便利。
その他、やったこと
- PayPayのバーコード表示が便利
- 店員にはiPhone本体を見せるけど、セルフレジはAppleWatchのバーコード読み取りが便利
- 仕事で使っているsalesforceの2段階認証アプリをいれた
- 手元でログイン承認が超絶便利
- iPhoneのWalletアプリにPASMOををいれて超絶便利
- だけどAppleWatchに移行はしていない
腕時計って便利
なによりも感じたのは手元で時間がわかる腕時計って便利だなと言う感想です。腕時計をつける習慣があまりなく、Fitbitは液晶の反応が悪く見にくいので時計としては見ていなかったのですが、AppleWatchは時計というだけあって、文字盤の反応が非常に良く視認性も高いです。
文字盤の種類は豊富です。デザイン重視なのか、機能重視なのか、文字盤にはそれぞれ一長一短があって悩みますが、複数設定しておいて左右にスライドさせて文字盤を切り替えることができます。iPhoneのホーム画面のように複数画面を持たせて、文字盤ごとに機能をわけるというのが効果的な使い方のように思います。
また1日1回の充電は、今のところ気にならないです。帰宅してバンドを外して洗ってから充電→風呂→食事→充電完了→寝る前に装着という運用でまわっています。
なお、購入したのはAppleWatchSEのNIKEモデル。40mmサイズです。
ビックカメラで在庫があったからというくらいです。その後の円安によるApple製品値上げに巻き込まれずに良かったなと思っています。
コメント