R25を読む:「私的録音・録画補償金」制度のつづき

今週のR25を読むは「「私的録音・録画補償金」って知ってた?」から。
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デジタル録画・録音ができる機器や記録メディアには著作権保護のための「補償金」が価格に上乗せされていると言うお話。
MDプレーヤー、MDコンポ、また録音用のCD-Rが対象機器となるのですが、最近の機器である「ipod」などのHDDプレーヤーは対象外となっております。
そこで「ITmedia ライフスタイル:「iPodからも金を取れ」――私的録音補償金で権利者団体が意見書」のような話もでてくるのですが。
さてR25の記事はここまででしたが、この制度にはさらに先があり、対象機器を私的なデータの保存に使用した場合、つまり他者の著作権と無関係な使用方法の場合、上乗せされていた補償金を返還してくれる制度「私的録画補償金の返還」があったのです。
みなさん、ご存知でしたか?
自作のオリジナル曲を保存したMDや私的データのバックアップに使用した「録音用」CD-Rなど。
あなたが余計に支払ったお金は返金してもらえるのです。
ただそこは悪名高き著作権関連団体。
この返還制度自体が一般に周知されておらず、また返金までの手続きが煩雑なものであるため、創設されてから一度たりともこの制度が利用されたことはありませんでした。
しかしこのたび、ついにその業界に挑戦し返還金を勝ち取った者があらわれたのです。
・asahi.com: 私的録音録画補償金、初の返還決定 DVD-R4枚8円 – 社会
・スラッシュドット ジャパン | 私的録音録画補償金制度で初の返還決定 DVD-R4枚で8円也
スラッシュドットでもいろいろと議論されていますが、
この私的録音補償金の制度については、対象機器を拡大(ipodだけでなく外付けハードディスクドライブまで!)するか、新たな補償制度を構築するか、各業界団体がせめぎあっている状態のようです。
あまり表には出てこない話ですが、今後も注視していきたい議論であります。
参照
私的録音・録画補償金制度
私的録音録画補償金制度 – Wikipedia
ITmedia ライフスタイル:私的録音・録画補償金制度では誰も幸せになれない

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