今週もターミナル駅でなんとかR25を入手。
認知度が高まってきたのか、最近は車中で読む人を見かけます(男性女性半々)。
今回は純国産ナノテクノロジー 夢の技術「光触媒」って?の記事より。
これは光を当てる(紫外線を吸収する)ことにより化学反応で有機物を分解する触媒「酸化チタン(TiO2)」についての記事です。
この先端技術の結晶である化学物質に、小生は変な思い入れがあります。
それは小生がまだ無駄な夢多き学生の頃。
一般教養の授業に、毎回ある分野の研究員を招き、最先端の科学技術を紹介するというNHKスペシャル的な授業がありました。
その中の1コマで酸化チタンがトピックとなり、酸化チタンの粉末とがん細胞を混ぜて光を当てるとがん細胞が死滅した、なんて研究が紹介されていました。
光を当てるだけで有機物を分解、しかも触媒だから半永久的な効果。こんな夢の物質があったのか。
20世紀の小生は強い感銘を受け、ノートをとった記憶があります。
【初公開】小生の大学時代のノート【発掘】
(「トイレ・病室の壁に」の文字が読み取れる)
そこでの劇的な出会いから化学の道に進んだ小生は、未知の薬品を研究・・・なんてことはなく、一般教養の1つとして4単位を取得したのでした。
しかし大学の授業に幻滅していた当時、唯一夢を見れた授業だったのかもしれません。
参照
NITTO DENKO/日経サイエンス No.40
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