自社の周年サイトの立ち上げでAWSを使用したメモ。



4ヵ月ぶりのブログ更新です。ここ1~2ヵ月は、仕事で複数ウェブサイトの案件が詰まっており、体調を崩して風邪を3週間ほどこじらせています。久しぶりに扁桃腺スパークもしました。

そのうちの1つの案件として自社の周年サイトの立ち上げを行いました。
身バレしてしまいますが下記サイトとなります。
法研 創立70周年特設サイト

私自身がウェブディレクターのような立ち位置なので実際のデザインやコーディングは他社さんに発注しています。
ただ、サーバ環境については後学のためにAWS(Amazon Web Services)で構築しました。
アマゾン ウェブ サービス(AWS) - クラウドコンピューティングサービス

実際のお客様案件ではサーバ運用は専門会社さんに委託するわけですが、自分自身で使っていないとサービス内容や感覚がわからないので自社サイトで試験運用してみた次第です。
以下、その時のメモとなります。

●参考図書
定番でしょうか。こちらの書籍を一通り目を通して概略をつかみ、実際の作業・設定の際にも参考としました。
Amazon Web Services実践入門 (WEB+DB PRESS plus)
Amazon Web Services実践入門

AWSには独自用語が多すぎて(しかも英語圏の小洒落た感があったりして)、それが個人的にはハードルに感じました。
IAM(”Identity and Access Management”→たぶん「私自身」と掛けてる)
EIP(”Elastic IP”→柔軟性のあるIP。固定IPでOK)
EC2(”Elastic Compute Cloud”→仮想サーバ)
S3(”Simple Storage Service”→頭文字を数字化するのが英語圏か)
全体像やキーワードを概観しておくだけでAWSのマニュアルや情報を読むのもスムーズになります。
なお、この書籍のCLIの部分は読み飛ばしましたが、AWSの真髄はこのコマンド操作なんだと思います。

●EC2→LAMP導入
EC2の起動まではチュートリアルや参考書籍通りで迷いはありません。
驚くほど簡単にサーバを調達できます。この勢いなら社内決裁もいらないんじゃないか。
OSもAmazon Linuxを選択すればセキュリティパッチあても簡単。
チュートリアル: Amazon Linux への LAMP ウェブサーバーのインストール

●日本語環境
AWSのチュートリアルで気をつける点として、英語チュートリアルの日本語訳のためか、日本語環境についての記述が全くありません。レンタルサーバのように設定済のPHP環境が用意されているわけではないので、各種日本語環境の設定は別に行う必要があります。

#標準ではmbstringが入っていない
$ sudo yum -y install php56-mbstring

この辺を参考にしました。
WordPressをEC2にインストールする : アジャイル株式会社
道はなくても進むのだ。: Amazon EC2 (Amazon Linux) での MySQL インストールと設定

●S3へのファイルアップロード
今回の目玉企画の1つとして自社の過去の書籍をデジタル化して閲覧できるようにしました。
沿革 – 法研 創立70周年特設サイト

書籍の表紙画像をクリックするといわゆるebookが立ち上がります。
戦後間もなく刊行された「社会保険早わかり」は、戦後の日本の社会保障についての理念あふれる序文に痺れます。
昭和23年(1948年)9月「社会保険早わかり」を発刊

このebookは専用ソフトにPDFを読み込みさせて出力されたフォルダ一式をサーバにアップすることで表示されます。その中身は大量(1000点以上)の拡大・縮小画像(jpg)が中心です。そのままEC2にアップしても良いのですが、EC2の従量課金を節約するために今回はS3を使うことにしました。

ファイルのアップロードは管理画面からもできますが大量にファイルをアップしていると途中で遅くなったり、通信が途切れたりなどうまくできませんでした。
そこで専用のクライアントソフトを使用してみました。ここにもIAMがでてきます。
Amazon S3編~S3バケットのアクセス制限とCloudBerry Explorer for Amazon S3操作~

なお、S3ではIPアドレスではなくFQDNが割り当てられるので、それを別のドメインのCNAMEにして使用しています。さらにCloudFrontを挟んで画像をCDNのキャッシュで配信するのが王道のようですが、今回は余力がなくて割愛。

その他にも細かい点はありますが、以上がおおよそのメモとなります。
今回AWSを使ってみて感じたのは、管理画面から簡単にサーバが立ち上げられる一方で、細かい設定をしないとうまく機能しなかったり、またセキュリティに問題が生じるため、やはり兼任担当者が気軽に触るものでは無いと感じました。
また、AWSの真価を発揮させるためには、AWSに含まれる数多のサービス、機能を縦横無尽に組み合わせて使いこなす必要があり、そもそもそんな人は日本にどれだけいるのか?専門会社に任せた方が良いのでは?とも感じます。
AWS運用を専門会社に任すようになると、あれ?オンプレミスで専用サーバ立てるのと何が違うの?コスト削減になるの?なんでクラウドにするの?というサーバの運用状況を精査した上でサービスを選択することが必要になりそうです(当たり前の話しですが)。

とは言え、ハードウェアを持たずに、固定資産としてではなく変動費としてサーバを使用する仮想サーバ、クラウドサーバは今後の主流になることは間違いないと思います。
機器故障という障害から逃れられるだけでも心理的な安心感がずいぶんと違います。
AWSに障害が起きても「Amazonさんですから」と言い訳できるし。


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