人生をトップダウンで生きるか、ボトムアップに生きるか。
自分の考えをまとめ、他の方の意見も聞くべくアンケートをとりました。
その結果とあわせてこのテーマをもう少し追求したいと思います。
集計結果分析
はてなアンケートの結果がでましたので、まずはその分析から。
期間は11月30日の22時から12月1日の9時まで。もう少し長く集計をとりたかったところですが、500件の回答が集まってしまったので自動終了です。
【単純集計】
トップダウンで生きる | 69(13.8%) |
ボトムアップに生きる | 172(34.4%) |
その他 | 259(51.8%) |
「その他」が過半数である時点で社会調査としては失格ですが、今回は自分の問題意識を他の人がどう思うかを確認することが目的でした。
予想されたことですが、この結果は「人生はそんな単純な二元論ではない」ということでしょう。
それでも半分の人が、アグレッシブなこの考え方に共感してくれたことに少し驚いています。
【クロス集計(性別)】
男性 | 女性 | |
トップダウンで生きる | 49(14.8%) | 20(11.9%) |
ボトムアップに生きる | 119(35.8%) | 53(31.5%) |
その他 | 164(49.4%) | 95(56.5%) |
合計 | 332(66.4%) | 168(33.6%) |
性別で見ると女性の方が「その他」項目の割合が多いです。もっと多様な生き方があることを女性の方が知っているようです。
【クロス集計(年齢)】
20歳未満 | 20代 | 30代 | 40代 | 50歳以上 | |
トップダウンで生きる | 12(25.5%) | 32(16.2%) | 15(8.2%) | 9(14.1%) | 1(10.0%) |
ボトムアップに生きる | 20(42.6%) | 63(32.0%) | 68(37.4%) | 18(28.1%) | 3(30.0%) |
その他 | 15(31.9%) | 102(51.8%) | 99(54.4%) | 37(57.8%) | 6(60.0%) |
合計 | 47(9.4%) | 197(39.4%) | 182(36.4%) | 64(12.8%) | 10(2.0%) |
年齢別に見ると20歳未満の「その他」の少なさが目立ちます。
それだけ共感を得ているということになりますが、これはまだまだ青臭い若造の考え方なのか?
いやそうではなく、若い世代の方がより希望に満ちていると言った方が正しいでしょう。
また30代の「トップダウンで生きる」が他の年代に比べて減少しています。
生活の地盤固めの年齢である30代にとって、「トップダウンで生きる」はリスクの高い生き方であるようです。
その他のご意見
はてなで、mixiで、いろいろと意見を頂いたのでまとめます。
どう生きるかではなく結果的にどう生きてきたと振り返るか、後悔はないのかその瞬間を生きることに力を注ぐべきだと思います。
(はてな http://q.hatena.ne.jp/1164892347#c72058)
原文を読んでいただくと趣旨がはっきりわかりますが、一瞬、一瞬を一生懸命に生きていこうという考え方です。
「誰かの保護を受けながら生きている人たちに限って」という一文には納得できます。
小生も学生時代に「人生とは何か」と考えた時期がありましたので。
ただそれから○年たった今では、同じ問題意識でももう少し現実的に人生を見つめています。
時に目標にズレが生じ「間」や「ひずみ」ができて
そこからモノの違った一面が見える。
そんな人生もいいじゃなぁい?(mixi)
目標に向かって歩いているときに、ふと脇を見ると花が咲いていた。
その花を育てることにした。
そんな人生もいいじゃなぁい!
問題意識を持つことの意味
さて色々と意見を伺ってきましたが、この考え方は方法論であって、どの方法をとるにせよ必ずしも結果が出るわけではありません。
(「こう生きようと思って思いどおりに行くほど人生は単純ではない」と言葉も頂きました)
しかしこの問題意識を常に心に抱きながら生きることで、人生は有意義なものになっていくのではないかと考えています。
なお小生は自身を「ボトムアップ」であると認識しています。
というよりも「トップダウン」できる目標がないと言った方が正しいような・・・。
いわゆる「勝ち組」になれるのは目標への最短距離を進むトップダウンでしょう。
しかし柔軟に目標を変えつつ人生を乗りこなしていくボトムアップも、主観的に楽しく日々を過ごせるのではないかと思っています。
そして余談ですが、最近「こうの史代」のマンガにひかれつつあるのも、それが理由ではないかなと思っています。
2006年12月3日現在の考えをここに記す。
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