新型コロナウイルスに感染、発症しました。

生活

ついに新型コロナウイルスに感染、発症しました。「弱毒化」したし、「欧米は終息」してるし、「ウィズコロナ」と言われていますが、はたして感染の実態どうだったのか。備忘録として残したいと思います。

子どもの感染・発症まで

ことの発端は2022年9月16日(金)の朝。平日最終日であと1日ひと頑張りと、4歳次女を保育園に連れて行こうと体温を測ったら37.5℃超え。子どもの急な発熱はよくあることです。そのまま病院に向かいます。病院では、まずはコロナの抗原検査。結果が出るまで待合室で少し待ち、呼ばれて入った診察室で「陽性です」と告げられました。

最初、聞き間違えたかと思い「えっ??」と聞き返してしまいましたが、医師は淡々と「陽性です。気をつけてお帰りください」と再び口を開きます。あまりに淡々としていたので、医師にとってはよくあることなんだと思います。

その後、受付窓口で保健所に連絡するための連絡先や、自宅療養・濃厚接触のの案内を受け取ります。ショックが大きすぎてあまり頭に入ってきませんでした。

帰宅してから、子どもは段々と熱が上がってきて、ぐったりとしてきました。その後、妻も帰宅。子ども達も学校が終わって帰ってきました。発症した子どもを隔離し、家内感染防御の厳戒態勢を敷きましたが、すでに家に持ち込まれた時点で手遅れだったのです。

長女の発症

翌日9月17日(土)の朝、子ども達の熱を測ると、長女(8歳)が発熱していました。本人には自覚症状がなく、体温計を見て驚いていました。急な発熱だったようです。あわてて病院に連れて行きますが、あっという間に「寒い」と言いだし、体調が悪化していきます。そして病院で検査したところ、再び「陽性です」との診断。さすがに医師も苦笑いして「お父さんは大丈夫ですか?」と聞かれましたが「ぜんぜん平気です!」と答えました。フラグでした。

子どもの症状と「MY HER-SYS」

帰宅後、子ども2人は同室に隔離しましたが、8歳長女は頭痛と腹痛を訴え39.5℃の高熱に。一方、発症が1日はやかった4歳次女は少し熱が下がってきました。この頃から子ども達の症状を「MY HER-SYS」に登録し始めました。保健所が随時確認して危なそうな場合は電話してくる仕組みです。体調の記録ツールとして淡々と記録を続けます。なお新型コロナ陽性となりで自宅療養していた「療養証明書」もこちらから取得します。

My HER-SYS スマホでアクセスしていた。

その夜。自分も寝る前に体温を測ると37.2℃の発熱と喉の違和感……。何事もないことを祈りながら寝ます。

そして翌日9月18日(日)。自分の体温は37.8℃に……。

自身の発症

9月18日(日)の朝に自分の体温を測ると37.8℃に。日曜日と言うこともあり病院も開いていないので、なかば諦めながら午前中を過ごすと、どんどん熱が上がってきます。 お昼を過ぎると39℃を超えるように。子ども達もそうでしたが、新型コロナウイルスの発熱は本人が気づかないまま静かに始まり、そのまま急激に悪化する印象です(そう言う意味では店舗入口等での体温のスクリーニングは少しは役立っているのかもしれません)。

日曜で検査をおこなっている病院を探して、なんとか受診。しかし抗原検査は陰性でした。病院には患者が多数おり、流れ作業で鼻腔を綿棒で拭う検体採取をしていたのですが、自分のときの作業が甘かったように感じました(鼻腔壁にこすりつけていない)。陰性なのはそのためかなと思っています。陰性と言うことで安心して帰宅……できるわけありません。翌日9月19日(月・祝)に自分で買っておいた抗原検査キット(医療用)で濃い赤線がでました。陽性でした。

陽性。Tの線の濃さはウイルス量と関係しているようだ。

病状の経過

子ども2人と自分。5人家族のうち、3人が発症となりました。同室で仲良く隔離、寝ます。なお長男12歳と妻はワクチン接種から3週目というタイミングだったためか、最後まで発症せずにすみました。長女7歳も3週目だったのですが、小児用は半量なので効果はなかったようです。私は3回目接種から6ヵ月経過しており、もはや感染予防効果はなかったようです。

子ども達は3日ほどで解熱して元気になりました。後遺症のようなものもありません。そう言う意味ではインフルエンザより軽症かもしれません。

しかし、自分はかなり厳しい症状の経過をたどりました。

  • 1日目(9/18):発熱39.5℃超 / 頭痛
  • 2日目(9/19):発熱39.5℃超 / 頭痛 / 喉が痛い
  • 3日目(9/20):発熱39.5℃超 / 頭痛 / 喉が激痛(裂けているよう) / 痰と咳
  • 4日目(9/21):発熱38.5℃超 / 喉が激痛(裂けているよう) / 声がでない / 痰と咳
  • 5日目(9/22):発熱38.5℃超 / 喉が激痛(裂けているよう) / 声がでない / 痰と咳

大人の発熱で39.5℃超は辛く、この5日間はロキソニンを定期的に飲み続けました。ロキソニンで解熱して身体が動く間に起きて風呂や食事をするという状況です。1日3錠×5日間で15錠もロキソニンを飲み続けたのは初めての経験でした。

また前半は頭痛が酷く、後半は喉の痛みに推移します。喉の痛みは過去一番酷いもので、何かを飲み込むたびに足を踏み鳴らして涙をこぼす激痛でした。水分をとるのもためらうほどですが、脱水で死ぬという理性からなんとか水を飲むという状況です。もちろん固形物をほとんど食べられず、しばらくゼリー飲料に頼ります。ただ「赤いきつね」のカップうどんがとても美味しく感じました。ダシが身体に染み渡る感じ。発熱で汗をかいて塩分不足になっていたのかもしれません。

6日目以降は、37℃~38℃台が続きますが、なかなか熱は下がりきらず、完全に解熱したのは7日目の9月24日でした。それでも抗原検査は陽性になりました。抗原検査の陰性が確認できたのが10日目の9月28日でした(毎日、調べていたわけではないので、その前には陰性になっていたかもしれません)。

発症から10日目にして陰性を確認

東京都のサポート

自宅療養というと聞こえは良いですが、実態としては家で寝込んでいただけです。それでも東京都からいくつかサポートを得られました。

食料品の配送

大きな段ボール1箱の食料品が届きました。ゼリー飲料やインスタント麺のようにすぐに使えるものから、「緑茶パック」「パスタ(乾麺)」のように高熱中で作れるわけがないものも入っていました。あとリポビタンDがはいっていましたが、カフェインで元気になっても仕方ないと思います。

My HER-SYSと保健所からの連絡

My HER-SYSの記録で高熱が続いたためか、保健所から確認の電話がかかってきました。しかし、喉の痛みから声が出ず、会話ができませんでした(妻にかわってもらう)。

医師による往診

保健所が調整してくれて医師による往診がありました。すでに5日目で回復傾向にあったものの、高熱が下がらず肺炎の不安があったなかでの往診は非常に安心感がありました。

パルスオキシメータの貸し出し

パルスオキシメータを配送してくれました。息苦しさが、高熱による辛さか、肺炎によるものかわからなかったので、客観的な数値で測定できるのは安心できました。

その後・後遺症

その後、自宅療養期間7日間があけて外出しましたが、5日間寝込んでいたこともあり体力が戻らず疲れやすい状態でした。3日ほど在宅勤務を続け、11日目より出社しています。

社会の要請により自宅療養期間は7日間に短縮されていますが、10日目にようやく「体内からウイルスがいなくなった」という体感が得られ、やはり7日~10日は、まだ感染するリスクが高いように思います。

なお、後遺症として、味覚症状や認知症状はない……と思いますが、9日目に謎の湿疹が鼠径部から腰に広がったことと、咳と痰が強く残っています。咳については、改めて通院したところ、喘息になりつつあるということで吸入薬を開始しました。

コロナはただのカゼではありません

ウィズ・コロナの名のもとに、この凶悪なウイルスがこれから市中に蔓延するのは世も末に感じますが、これが社会の要請であり、仕方のないことなのだろうとは思います。もはや全人類が1回は感染しないとこのパンデミックは終息しないようです。私は感染済キャリアとして、しばらく気楽に過ごしたいと思います

しかし、お隣の中国はゼロコロナ政策により未感染の人口を数億人と抱えたままです。この封印が解かれた後はどうなってしまうんだろう。

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