今週のR25にはてなの記事が掲載されていました。
“へん”で有名なITベンチャー「はてな」ってどんな会社?
小生もはてなユーザーでありますが、毎日欠かさず使用しているのがはてなブックマークです。
これはソーシャルブックマークとも呼ばれる、ブックマークを共有するサービスになります。
「ブックマークの共有」だけでは単純なサービスにも聞こえますが、その実態はとてもダイナミックなものです。
■気になるページをブックマークする
気になったページがあったら躊躇せずブックマークしていきます。
ためらわないのがポイント。ガシガシ登録していきましょう。
ブックマークの際に「タグ」をキーワードとして登録します。
タグの概念が初めはわかりにくかったのですが、ipodの音楽ファイルが「曲名」「歌手」「作曲家」「年代」「ジャンル」など複数の要素で管理されており、それぞれから検索できると同じです。
たとえば上の画面、フジテレビの会社概要のページが面白いことになっているのでブックマークしてみました。
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/firm/index.html
小生はこれに「2ch」「ネタ」「投資」「ビジネス」というタグをつけてブックマークしました(順不同)。
つけるタグは各ユーザーの任意となりますが、今後の管理のため、また他のユーザとタグを共有するためにも一般的な名詞が推奨されます。
■タグクラウド
このように日々の気になったページにタグをつけて分類管理していくと、下記のように「タグクラウド」ができあがります。
多くつけたタグほど強調されるため、自分の興味や関心が把握できるようになります。
このようにタグをつけて自分の考えをまとめていく方法論はKJ法に似ています。
ただしタグが集約していくKJ法と違い、日々拡散していくのがはてなブックマークです。
タグが自ずとカテゴライズされていくKJ法的なシステムも盛り込めば、はてなブックマークはさらに高度なサービスになるのかもしれません。
■他のユーザーの意見
ブックマークに他のユーザがどのようなタグをつけたのか見れるのも、ブックマーク共有の面白さです。
画面は小生のブログ記事もんたメソッド実用化-PowerPointで「もんた」がブックマークされている例です。
他のユーザがこの記事に対してどのような観点から注目しているのかがわかります。
小生の記事は注目度が低いためブックマーク数が少ないですが、人気のページは数百のユーザーからブックマークされ、あわせてコメントが寄せられます。
■現在の注目記事
はてなブックマークのトップページには、現在進行形でブックマークされている記事が掲載され、どのような話題が今まさにユーザーに注目されているのかが一覧できます。
■まとめ
このような刺激的で面白いサービスでありますが、一部ユーザーの意見に引っ張られてブックマークが急増するなど、必ずしもブックーマーク数の多いページが有益とは限りません。
小生はブックマークを非公開に設定しており、他のユーザの意見、ブックマーク数は参考程度にして、自分が残しておきたいページを登録する目的で利用しています。
(「はてなスクラップ」とでも呼ぼうか。そう言えば、新聞記事のスクラップをしなくなって久しい)
おまけ
一度つけたタグを一括で変更する方法があります。
これを知らずに、ちまちま一個ずつ変えていた時期もありました。
参考
それだけは断る:ハイエナ日記 – 初心者のための!はてなブックマークにどっぷり浸ってみよう講座
(初心者向けのはてなブックマーク解説)
サルでもわかる、ソーシャルタギングのツボ — OpenStratus Archive
(ブックマークしていくとタグがどんどん増えていくのですが、そのコツ。1記事に複数のタグをつけると良い)
Discommunicative – みんなURLの管理をどうやっているんだろう/または、はてなブックマークはブックマークするためのものです(><)
(5月9日追加。PCのお気に入りは、完全にはてブに置き換わりました)
コメント
先ほど少し加筆修正。
「へんな会社」のつくり方
「ウェブ進化論」の著者・梅田望夫さんが取締役として関わっている
(株)はてな の末恐ろしさを感じます。
社長の近藤淳也の「へんな会社」のつくり方って本が
R25で紹介されていて買いました。
近藤さんは、
「毎日席替え」
「情報を隠蔽しない」
「会議は立っ…